ナタリー’s blog

枝垂れ桜の下の魔女

ローザンヌ / langue de vipère

こんにちは☔




なんだか冬に逆戻りしたかのような·······

昨日は朝夕は気温5℃を下回ったりして(-_-)❄

先々週は、

まるまる一週間夏日続きでいい加減にして(ToT)

なんて思っていたのに、

やっぱり寒くなるんですね。

統計って伊達に取っているわけじゃないと言うか、

アパートの中央暖房を

あの夏日の一週間で切らなかった、

アパートの管理組合の采配勝ちと言うか·····。

なんにせよ

雨も降って寒いくらいです🌂




洗濯をする予定でしたが、


あんまりにも雨空なので今日に持ち越し、


昨日は翻訳の続きをボチボチ進めながら


YouTubeで今年の


ローザンヌ国際バレエコンクール】 を鑑賞✨


日本では毎年、


NHKで春に放送されていたと思いますが


今も変わらずでしょうか??


皆さんご覧になったことありますか?


年ごとに課題曲や審査システムなんかも


少しずつ変わったりしていますが、


審査基準は今も昔も、



・しっかりとした技術が身についているか
・細やかな表現力が備わっているか
・観客を惹き付ける魅力があるか



こういった事だと思いますが、


日本人も多く受賞されていますよね✨


大変誇らしいことだと思います(>ω<)💕


出場資格は15才〜18才まで。


今年は、


賞金及び世界の有名バレエ団への研修が獲られる


スカラシップ賞に、


韓国人と中国人が目立っていたように思います。


アジア人の体格が年々、


身長だったり手足の長さだったり、


欧米人のそれと見劣りしないくらいの子たちが


増えてきていて驚かされます(・o・)✨


今年の審査員の中に、


数年前にこのコンクールでスカラシップ賞に輝き、


現在はアメリカのバレエ団で活躍されている


加治屋百合子さんの姿が映っていて、


興奮しました❤


審査員だったのかな(._.)?


このローザンヌ国際バレエコンクールの映像、


今はこうしてYouTubeなんかでも見る事ができて


大変嬉しいのですが、皆さん


10年くらい前のものをご覧になったことありますか?


NHKで放送される、


現地(ローザンヌ)でのコンクールの模様を、


フランス語での司会と解説を同時通訳のように


日本語をおっかぶせて放送されていた時のもの。


私は高校生の頃から見ていたんですけど、


当時はもちろん


うっすら聞こえているフランス語なんか


分かるはずもなく、


吹き替えの如き流れる日本語を聞いていましたが、


覚えておいでの方いらっしゃるでしょうか?


クロード・ベッシー解説者(♀)と


ジャン・ピエールパストリ司会者(♂)の


超絶毒舌コンビ(-_-)💥


吹き替えが絶妙だったのももちろんあるでしょうが、


フランス語が多少分かるようになった今、


YouTubeに残っている断片を聞くだけでも、


吹き替えはなかなか忠実に訳されていたのだと。


紛れもない毒舌コンビだったあの二人。


クロード・ベッシー氏は、


パリ・オペラ座のバレエ学校の校長だった女性で、


校長職を退くとともに


コンクールの解説者もお辞めになったそうで、


ベッシー先生のファンだった私は


あの情け容赦ない


毒舌解説が忘れられません( ・艸・)💕


パストリ司会者の毒舌パスの妙も手伝って、


ベッシー氏の毒舌の冴え渡ること冴え渡ること。


出てくるダンサーをバッサバッサと酷評し、


ベッシーの毒舌聞きたさに


毎年見ていたところありますよね、正直。 笑


恐らく隠れファンがかなりいるものと思います。


パリ・オペラ座の校長ですからね、


いろいろ見る点が厳しいのは分かるんですけど、



え········ そこまで言う??(゜゜)



みたいな発言がもはや面白すぎて癖になります。


解説は、


各ダンサーが踊り終わってお辞儀をしたところで


司会のパストリ氏が改めて名前を紹介し、


プラスαで彼なりのコメントを付けて


ベッシー氏に いかがでしたか? と振るんですけど、


パストリ氏の確信犯ぶりもなかなかで、


ベッシー氏の好みをよく分かっていてのキラーパス


ベッシー氏の好みは、


女性ダンサーは細身で可憐、細やかな表現力。


男性ダンサーはしなやかで繊細かつ情熱的。


細身って言っても、


ローザンヌコンクールのファイナリストですよ。


一般で言えば細くしなやかな体躯のダンサーばかり。


でもそんな中でも少し筋肉質とか、


背が低めで他と比べるとふっくら見える子とか、


そんな子が踊り終わると


パストリ氏がいい具合に炙ってベッシー氏に献上。



『〇〇さんの演技でした。 いかがでしたでしょう?
 彼女はバレエダンサーとしては
 少しがっしりし過ぎているように思うのですが······』


《そうなんです、大変嘆かわしい事です( -_-)💨💨
 全く美しくありません。
 バレエダンサーとしては致命的でしょう。》



次のダンサーの演技が始まるまでの30秒ほどで


噛みつきまくるベッシー氏。


忘れもしない名言がいくつかありますよね。


コンテンポラリーの演目では


レオタード1枚で踊る事が珍しくありませんが、


アジア人、日本人の女の子だったでしょうか、



《この醜い体型に
 この衣装を身に着けるべきではありませんね。》



とか、他にも


・こんなにもチュチュの似合わないダンサーを見たことない

・頭が大きすぎてバランスが悪い

・ひとことで言って大変残念

・この子にこの曲はまだ早い。 選ぶべきでなかった。

・筋肉も貧弱で脚なんか産まれたての子鹿

・テクニックが足りない容姿も人並み

・動きがチグハグすぎて何をしたいのか分からない

・こんな踊りをさせて指導者は何を考えているのか




私が一番衝撃的だったのが、


南米出身の15〜16才のまだ小柄な男の子。


女性の課題曲は


明るく快活な村娘
恋する喜びを知ったオーロラ姫
恋人を想って情緒的に踊りあげる伯爵家の娘


などなどパキパキした踊りから


詩的な表現力と透明感が重要な踊りなど


自分の得意を活かせる課題曲を選べますが、


男性バリエーションはだいたいどれも


高い跳躍とターンがこれでもかと出てくるものばかり。


まぁコンクールですからね·······


その南米出身の小柄な男の子は、


【海賊】のバリエーションを


踊ったのだと思いましたが


跳躍やターンのここぞというパの直前で、


武者震いじゃないですが癖なんですかね·····


ほんの少し首を振ると言うか


目をキッとさせる仕草が


私も気になりながら見ていたんですが、


ベッシーさんが見逃すはずがありません💧



《あぁ····· どうしてここまで来られたのでしょう。
 彼はおそらく頸椎に問題があるでしょうね。
 大変残念です。こんなところで踊っておらずに
 検査を受けることをお薦めします。
 この先ダンサーとしてはやっていけないでしょう。》



··········· いやいやいや💦 ファイナリストですけど?
あんたちが勝ち残らせてきておいて?
コンクール中にも指導やリハがあっての今!! 笑
そんならもっと初期で落としたれよ(_ _;)



そんなベッシーさんも、


ひとたびお気に入りのダンサーが現れると


えらく褒め殺すんですよ。 笑



《あぁ、彼女はまだまだ幼くあどけないですが
 それが彼女の魅力です(ノ´∀`*)
 もっと見たくなるダンサーですねぇ❤》

《あぁ、なんて素敵なんでしょう······✨
 とても洗練されていて、
 詩的な踊りができています(*˘︶˘*).。.:*》

《大変魅力的なダンサーです。
 曲の解釈もしっかりできていて、
 将来が楽しみです(*˘︶˘*).。.:*✨》

《すでに完成された芸術品ですね!(๑•̀ㅁ•́๑)✧》

《とても楽しみな才能ですね。
 私はとてもファンになってしまいましたよ❤》



振れ幅がすごいんですよね。 笑


加治屋百合子さんも、


とても可憐で透明感たっぷりにジゼルを踊って、


お褒めの言葉をかけられていたと記憶しています。


久々に思い出して、


ベッシーさんの毒舌を聞きたくなりました。





さて今日も

太陽は出たり陰ったりで肌寒さはありますが

雨は降らなそうです☂

お洗濯とお風呂掃除なんかしようと思います。

メーデーなので

お店はどこも閉まっています。

夫は今日も夜中まで仕事ですが、

帰ってきたらいつも以上に労いたいと思います❤

それでは引き続き、

楽しいGWになりますように( ・∀・)

Je vous souhaite une très bonne journée, amusez-vous bien au GW‼ Je vous embrasse, BIZOUX💋

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今日のおやつは美味しそうなおトマさん🍅(*´ω`*)